これを読んでいる大半の方が貯金をしていることでしょう。また多くの人が宝くじを買った経験があるはずです。ところで、貯金をするにも、宝くじを購入するにも、元金が必要です。また貯金には利息がつきますし、宝くじなら、もしかしたら、購入金額の100万倍ものリターンがあるかもしれません。もしあたらなければ、購入したお金を失うことになります。投資と似ているなと思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、貯金をすることも宝くじを購入することも投資とは呼びません。なぜでしょうか。それは貯金も宝くじも投資といわれる行為の条件を満たしていないからなのです。投資を定義すると、「投資とは、投資先に資金を預ける代わりに、将来、投資した額より多くのお金が返ってくることを期待する」ということになります。投資とは、何かを購入することではありません。投資先に資金を預けることが投資の第1歩です。宝くじは購入するものですから、投資とはいえないのです。それでは貯金はなぜ投資とは言わないのでしょうか。それを明らかにするには先の定義をもう少し詳しく見なければなりません。投資の定義は実は先の言葉以上の意味を含んでいます。
それは次の3つの定義です。
一つ目は「リターンを得るためにリスクを引き受けなければならない」、二つ目は「元本保証がない」、三つ目は「長期運用が可能である」、この3つです。貯金は預けたお金に対して定められた利息がつきます。そして預けたお金は、金融機関が破綻しない限り保証されます。したがって、投資の定義のうちの一つ目と二つ目に合致しません。そのため貯金は投資とは呼ばれないのです。しかし、それならなぜ投資をすることが必要なのか、貯金で十分なのではないか、そんな考えがすぐに浮かびます。その理由は次に述べますが、まずは投資の定義について覚えておいてください。投資のことを考えるとき、決して忘れてはならないことだからです。
【貯金,投資,元本保証,長期運用】
「投資には明確な定義があり、そぐうものが投資である」
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